こんにちは!plumです。
エギング初心者の方、エギの根掛かりにお悩みではありませんか?
筆者も初めはエギの根掛かり対策をろくにしていなかったため、頻繁にエギをロストしていました。
エギングを楽しみたくてもエギのロストを繰り返していてはモチベーションも下がってしまいますよね。
今回はそんなエギング初心者の方のために『エギの根掛かり対策と外し方』をご紹介していきます!
エギングに根掛かりは付き物
エギングの基本動作は「着底⇒シャクリ⇒フォール」の繰り返しで、着底の回数が多い分どうしてもエギの根掛かりは多くなってしまいます。
根掛かりするとその度にラインを結ぶ手間が増え手返しも悪くなり、根掛かりによるエギのロストは釣り人のお財布的にも環境的にも良くないです。
特にエギング初心者の方は、着底の感覚が掴めず根掛かりに悩まされることが多いかと思います。
エギングで根掛かりしないためにはエギを着底させなければよいだけの話ですが、アオリイカが多く潜むボトムはエギングで外せないポイントです。
やるからには自分のためにも海のためにもエギの根掛かり対策をしっかり行い、エギングを楽しんでいきましょう。
エギの根掛かり対策
まずは「エギが根掛かりしないための対策」をご紹介していきます。どれも簡単にできることなので、すぐに実際の釣行で活かしていきましょう!
①高感度のロッドを使う
「エギが着底したのに気付かず長時間放置してしまい根掛かりしてしまった」
これはエギング初心者にはよくあることで、筆者もこれが原因でエギを何本もロストしたことがあります。
着底後のエギを放置しすぎると、そのまま潮に流され海藻や岩に引っ掛かってしまうことがあります。
これを防ぐためにはまず着底をしっかり掴めるようになることが重要ですが、感度の良いロッドを使えばさらにその感触が明確になります。
感度の良いロッドはアタリや潮の変化、着底など海の中のエギの様子を手元にしっかりと伝えてくれます。
釣果アップのためだけでなく、快適にエギングを楽しむためにもなるべく高感度のエギングロッドを使用することをオススメします。
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>>【2020年】最新人気エギングロッド20選!予算別でオススメを紹介! - 釣りの人。
②初めての場所は底の形状を調べる
わざわざここまでする方は少ないかと思いますが、エギを投入する前に海底の地形を把握するため、オモリ(針なし)を投げるという対策方法もあります。
初めての場所でもオモリを海底まで沈めズル引くことで、「ここは岩によくぶつかるなぁ」「ここは引き重りを感じるから海藻が生えてそうだなぁ」といった具合に、ある程度海底の地形を把握することができます。
海底の地形を把握していれば、エギの根掛かりしそうな場所を回避することができるので、エギの根掛かり対策として効果は高いです。
根掛かりしやすい場所は、アオリイカが隠れ家や捕食場所として好むようなポイントでもあるので、根掛かりさせない自信のある方は積極的に狙ってみるのも良いでしょう。
③根の荒い場所は着底させない
エギングではエギを着底させることが重要ですが、これはボトムを狙うという事であって、なにも着底させなければ絶対釣れないというわけではありません。
岩場や海藻の生い茂る場所でエギを着底させるとすぐに根掛かりしてしまうので、そのような場所では着底するギリギリ手前でシャクリを開始しましょう。
底ギリギリを狙うには一投目から毎投着底までのカウントを取ることが大切で、こうすることで一度根掛かりしても、次から数えたカウントの数秒前からシャクリ始めることでボトムを狙いつつエギの根掛かり防止にもなります。
④ロングステイには注意
エギングには「ロングステイ」というあえてエギをシャクらずしばらく放置するというテクニックがありますが、これは場所を間違えばエギの根掛かりを誘発させる行為になります。
①でも説明しましたが、長時間エギを海底に放置するとそのまま潮に流され海藻や岩に引っ掛かることがあります。
ロングステイを使用する場合はなるべく根が荒いような場所を避け、潮の流れが緩やかなときを選びましょう。
⑤一回目のシャクリは軽く
エギが根掛かりしていることに気付かず一回目から思いっきりシャクってしまうと、カンナが深く刺さったりエギが岩の隙間に深く入り込んでしまったりして回収が困難になってしまいます。
一回目のシャクリを軽くしておくとエギが根掛かりしても軽傷で済み、その後根掛かりしたエギを外すときの回収率が上がります。
もしエギが根掛かりしてしまっても回収できるように、一回目のシャクリは毎回根掛かりしている前提で行いましょう。
⑥シャロータイプのエギを使う
シャローエリアは岩や海藻が点在していることが多く、その分エギが根掛かりしないよう注意が必要です。
よくあるのが着底ギリギリでシャクろうと思ったら水深が浅いために思ったよりもすぐにエギが着底してしまい根掛かりしてしまうパターンです。
そんなシャローエリアで役に立つのがシャロータイプのエギで、沈下速度が通常のエギより遅い分ゆったりとフォールし、油断して着底させてしまったなんてことを防ぐことができます。
ゆったりとフォールすることでアオリイカにも長い時間アピールできるので、シャローエリアではシャロータイプのエギを使用すると良いでしょう。
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>>【エギング】シャロー攻略で釣果アップ!しゃくり方や狙うポイントを解説! - 釣りの人。
⑦エギをカスタムする
カンナが引っ掛かることで起きるエギの根掛かりは、カンナを写真のように一部潰してしまうという方法で防ぐことができます。
100%防げるというわけではありませんが、筆者も試した結果これだけでもかなりエギの根掛かりを防ぐことができました。
アオリイカはエギを上から抱いてくることが多いので、カンナの下半分をつぶしても釣果に大差はないと思いますが、バレやすくなるかもしれないという事も頭に入れておきましょう。
※今のところこれでバラシが多くなったと感じたことはありません
エギの根掛かりの外し方
いくらエギの根掛かり対策をしていても、初心者だろうがプロだろうがやってしまうときはやってしまいます 。
そんなときでも大事なエギを回収できるよう「エギが根掛かりしたときの外し方」をいくつかご紹介します。
①ロッドを軽くシェイクする
根掛かりしてしまったときは、まずは焦らず軽くチョンチョンと数回ロッドをシェイクしてみましょう。
根掛かりが浅いときはこの外し方だけでエギを回収することができます。
ポイントはなるべく竿先を上に持っていき高い位置から上方向に弾くことです。
手前に向かって引いたり強く弾いてしまう、とカンナやエギの頭が深く刺さってしまい回収が困難になってしまいます。
②ラインを弓のように弾く
エギの根掛かりを外すためには、エギを後ろ方向に動かしてやることが一番効果的ですが、エギの手前に自分がいる以上後ろに動かすことはできません。
そこで行うのがラインテンションを張った状態から一気に緩めることでエギを後ろに動かすテクニックです。
【やり方】
- ラインテンションを張る
- ロッドのバット部分くらい位置でラインを摘まむ
- ラインを摘まんだまま竿先を上げる(弓のような状態)
- ある程度引っ張ったら弾くように指を離すと同時に竿先を下げラインテンションを一気に緩める
- すぐに外れたか確認し回収
※外れない場合は繰り返す
綱引きをイメージしてもらうとわかると思います。引っ張った状態で片方が全員手を離すともう一方は後ろに倒れてしまいますよね?あれと同じようにエギを後ろに動かして外すのがこの方法です。
文章ではわかりずらいかと思いますので、このやり方とその他同じ原理を使ったルアーの根掛かりの外し方を紹介してある動画を貼っておきます。
※バスフィッシングの動画もありますがエギングでも同じ効果があります
参考動画
根掛かりの外し方【最強】【ギャング外し】【ハイサイ探偵団×きまぐれクック×渥美拓馬】コラボ
③じわじわと引っ張る
①と②を試しても外れないときの最終手段はこれです。
ポイントは真っ直ぐ引っ張ることと、一気にではなくじわじわと徐々に引っ張ることです。
海藻に根掛かりしていた場合は海藻がちぎれて外れることがあり、じわじわと引っ張ることでカンナが徐々に伸びて外れることもあります。
初めからこの外し方をすると①で説明した通り、刺さりが深くなって取れないことがあるので、あくまで最終手段として行ってください。
④エギ(ルアー)回収機を使う
釣りの便利グッズの中には、ルアー回収機という根掛かりしたルアーを外す専用の道具もあります。
ルアーフィッシング全般に使える道具で、これを使えば高確率でルアーを回収することができます。
※エギ専用の根掛かり回収機もあります
根掛かりしたエギを外すときの注意点
根掛かりしたエギを外すときには注意すべき点もいくつかありますので安全のためにこちらも覚えておきましょう。
リールやロッドの破損に注意!
根掛かりしたエギを外すためにドラグを絞めて激しくロッドを何度も煽るとロッドやリールが破損してしまうことがあります。
筆者も正しい外し方を知らないときにこれをやってリールのドラグ部分をぶっ壊したことがあります…。
先に説明した「エギの根掛かりの外し方」をすればリールが破損することはないので、くれぐれも激しくロッドを煽ることはやめてください。
自分や周りの人に注意!
根掛かりしたエギを引っ張って外す場合、外れた勢いでエギが水面から飛び出してくることがあります。
安全のためにも根掛かりを外すときはサングラスを着用したり、周りの人に声をかけるなどの配慮を忘れないようにしましょう。
回収後はエギとラインの傷をチェックする
回収後の話になりますが、エギを根掛かりから無事回収できた場合は、エギとラインに傷が付いていないか必ずチェックしましょう。
特にラインは傷の付いたまま使用すると、キャストやシャクリ、アオリイカが釣れたときに切れてしまうことがあります。
根掛かりするとリーダー部分だけでなく意外と手前の方も岩などに擦れて傷付いている事があるので、ロッドの長さくらいの範囲はチェックしておきましょう。
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>>エギ布の破れや噛み跡を補修する5つの方法!【エギンガー必見!】 - 釣りの人。
環境保護のためにもエギの根掛かり対策は大事!
エギを根掛かりさせてしまうと、サンゴや海藻が傷つけられ回収できないとそれはゴミとなり海底に残ってしまいます。
エギングを楽しみながらも環境保護のためにできる範囲のことはやっていきましょう!
読んでいただきありがとうございました!
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