こんにちは!plumです。
今回は『シマノ 17セフィアci4+ S803Mのロッドインプレ』を、実際にエギングで3年間使用した私がお話していきたいと思います。
ライバルともいえるダイワのエメラルダスシリーズとの比較もしながらロッドの評価をしていくので、迷っている方はそちらも参考にしてみてください。
- シマノ 17セフィアci4+ S803Mについて
- シマノ 17セフィアci4+ S803Mのロッドインプレ
- セフィアとエメラルダスの実釣比較
- 17セフィアci4+S803Mはオールシーズン使うのにオススメ!
シマノ 17セフィアci4+ S803Mについて
今回インプレするエギングロッドは、シマノ 17セフィアci4+のオールラウンドモデルであるS803Mになります。(S803M⇒スピニングロッド8.3フィート硬さM)
8.3フィートは堤防や小磯でエギングをするのにちょうどいい長さで、Mクラスはどのシーズンにも対応できる硬さです。
初心者から上級者まで使いやすい万能なエギングロッドで、これ一本あればエギングだけでなくライトロックフィッシュやライトショアジギング、バス釣りやチニングなんかも楽しむことができます。
シマノ 17セフィアci4+ S803Mのロッドインプレ
それでは17セフィアci4+S803Mのインプレをお話していきたいと思います。
個人の感想ゆえ偏った意見もあるかもしれませんがご了承ください。
1.初心者でもキャストしやすい
17セフィアci4+S803Mは、自重が91gと非常に軽いため、キャストもしやすく肩や腕への負担も少ないです。
ロッドがしなやかに曲がるため、エギの重みをしっかり乗せることができ、軽い力でも遠投が可能です。
逆に力み過ぎるとティップがブレて飛距離が落ちます。
初めは私もこの軽さに慣れず力み過ぎていましたが、慣れると無駄に力も入れる必要もないため非常に楽にキャストできるようになりました。
S806Mになりますが、こちらの動画でもキャストについて語られています⇩
2.軽くシャクリやすい
17セフィアci4+S803Mは、軽くしなやかなため非常にシャクリやすいです。
手首への負担も少なく、強めにシャクってもシャクリづらいと感じたことはありません。
5時間ぶっ続けでエギングしたときも少し肩が疲れたかな程度でした。
人によってはリアグリップが短いという方もいるそうですが、私は丁度いいと思っています。
セフィアのリールをセットしてバランスもばっちりだし、キャストやシャクリのときにも邪魔になりません。
3.大物も心配無用のパワー
17セフィアci4+S803Mは自重が非常に軽いため、初めはパワーや耐久性が心配で思い切り使うことができませんでした。
しかし、何度かアオリイカを釣るうちにそのパワーを実感し、今はガンガンに使っています。
上の写真くらいのサイズの青物なら獲ることもできます。
2kgオーバーのアオリイカでもロッドのパワーで不安なく、引きを楽しみながら寄せることができます。
軽いけどパワーもある良いロッドだと思います。
4.高感度で繊細なアタリもキャッチ
17セフィアci4+S803Mは感度も抜群で、エギのアタリや着地、潮の動きは当たり前にわかります。
エントリーモデルのエギングロッドから買い替えた場合、初めは感度が良すぎて驚くと思います。(私がそうでした)
秋の新子でもしっかりアタリがわかるし、潮の変化を感じ取ることができるため時合いのタイミングも把握することができます。
5.糸絡みがほぼない
17セフィアci4+は、トップから4箇所目までシマノオリジナルのXガイドが採用されています。
このおかげでキャスト性能はもちろん、糸絡みもほとんどありません。
エギングはラインスラックの出やすい釣りであるため、穂先に糸が絡まってしまうことがあります。
しかし、17セフィアci4+であればそのようなことはほとんどなく、あったとしても竿先を軽くチョンチョンとゆさぶればスルっと簡単にとれます。
Xガイドとは
強靭かつ軽量なチタン素材を用い、シマノならではの冷間鍛造技術で生み出されるガイドフレームです。3Dテクノロジーにより計算された傾斜角度、そして段差やシャープエッジをなくし成型した立体構造フレームにより、糸ガラミを抑えたトラブルレス性能とスムーズな糸抜け性能を両立。強風、向かい風の中でのPEラインや軽い仕掛けの操作におけるストレスも軽減します。またコンパクトサイズのため、ラインとブランクスの距離が近くなり繊細なアタリもより明確に伝えます。 出典:SHIMANO
5.シックで落ち着いたデザイン
17セフィアci4+はセフィアシリーズのテーマカラーであるワインレッドを基調としたデザインになっています。
リールシートにはコルクが採用されているのですが、ここは好き嫌いの分かれる部分だと思います。
私はアクセントになっていて結構気に入っています。
全体的に渋いデザインなので長く使っても飽きることがありません。
※写真は使い込んだロッドのためコルクの部分が汚れていますが、新品はもっと綺麗な色をしています。
S803MかS806Mで悩んでいる方へ
17セフィアci4+には、オールラウンドモデルとしてS803MとS806Mの2種類がありますが、個人的には特に長さにこだわりがないならS803Mを選ぶことをオススメします。
S803Mはシャクリやすいだけでなく、短い分車に積むときや狭いところでキャストをする場合など、なにかと便利です。
S806Mと比較すると、メリットは自重の軽さ、デメリットは飛距離になりますが、正直なところどちらも十分軽いし飛距離も大差はありません。
結局のところは相性で、短いS803Mの方がキャストしやすく飛距離も伸びるという方もいれば、自重の重いS806Mの方がしっくりくる重さで操作しやすいという方もいます。
この2つで悩んでいる方は、できれば店頭で一度手に取ってみることをオススメします。
人気のエギングロッドなため、なかなか店舗にないことが多いですが、同じ長さのエギングロッドを探して持ってみるだけでもイメージが沸きやすいと思います。
セフィアとエメラルダスの実釣比較
シマノのセフィアとダイワのエメラルダスを実際にエギングで使って比較してみました。
比較したロッドは17 セフィア CI4+ S803Mとエメラルダス STOIST AGS 84Mになります。
モデル(価格帯)に差があるためあまり参考にならないかもしれませんが、「セフィアとエメラルダスどっちにしよう…」と迷っている方は一つの目安にしてみてください。
キャスト
振り抜け感はどちらも申し分ないですが、セフィアの方が若干キャスト後のティップのブレが気になります。
一方エメラルダスの方はシャキッとしているため、ブレの戻りが早くシャープな振りぬけ感です。
セフィアの方がしなやかでエギの重みを乗せやすく、軽い力でも遠投できるため、エギング初心者の方や女性はこちらの方がいいんじゃないかなと思いました。
エメラルダスは特に重いエギをキャストするときに気持ちがよく、安心して遠投することができると感じました。
シャクリ
セフィアの方がしなやかで自重も軽ため、シャクリ疲れはほとんどなく片手でのシャクリもしやすいです。
エメラルダスはショートピッチジャークなどエギを細かく動かす操作に長けている印象でした。
軽くテンポよくしゃくりたい方はセフィア、初速の速いキビキビとした動きを出したい方はエメラルダスかなと思います。
感度
感度はどちらも十分ですが、セフィアの方がティップの入り込みがよく潮流を感じやすかったです。
入り込みが良い方が小さいイカでも乗りやすく、秋の新子シーズンでも使いやすいと思います。
この比較で、エメラルダス STOISTを購入するならソリッドティップモデルもいいんじゃないかなと思いました。
パワー
どちらも曲がるときにはしっかり曲がってくれるので、安心してアオリイカとやり取りすることができます。
セフィアは自重が軽く一見パワーと耐久性がなさそうに思えますが、実際に使ってみるとかなり粘り強く、意外と強引なこともできちゃいます。
エメラルダスの方が若干硬めでパワーもあると思うので、激流や深場でのエギングが多い方はエメラルダスの方が良いのではないかと思います。
総評
ざっくりと総評するとこんな感じです。
【セフィア】
- エメラルダスより柔らかくしなやか
- とにかく軽くて疲れない
- テンポよくシャクれる
- オールシーズン使うならこれ
【エメラルダス】
- セフィアより硬くシャキッとしている
- メリハリのあるシャクリ
- 大物や激流に負けないパワー
- シーズンで硬さを変えた方が良いかも
17セフィアci4+S803Mはオールシーズン使うのにオススメ!
17セフィアci4+S803Mは、セフィアci4+の中でも中間に位置する長さ・硬さであるため、 秋の新子から春の大物まで1本でいきたい方にオススメです。
私もこの1本でオールシーズンエギングを楽しんでいますが、本当に使いやすいです。
⇩17セフィアci4+S803Mを使ったエギング釣行記はこちら⇩
本記事が少しでもエギングロッドを選ぶ参考になれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。
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