こんにちは!plumです。
エギングと言えばランガンスタイル!やってみたいけどランガンスタイルの装備ややり方を知らないので教えてほしい!
このような方のために今回は『エギングでのランガンスタイル』について装備や詳しいやり方の解説をしていきます。
この記事を読めば、戦略の一つとしてランガンスタイルを使っていくことができるようになり、エギングがさらに楽しくなります。
一ヵ所で粘るスタイルとうまく使い分けながらさらなる釣果アップを目指していきましょう。
- ランガンスタイルとは
- エギングでのランガンスタイル装備
- ランガンスタイルのやり方
- ランガンのポイント移動のタイミングについて
- エギングでのランガンスタイルで釣果を伸ばすコツ
- ランガンと回遊待ちの使い分け方
- エギングでのランガンスタイル実釣例
- ランガンスタイルでさらにエギングを楽しく!
ランガンスタイルとは
ランガンとはラン&ガンの略称で、次々にポイントを移動し銃のように撃っていく(キャストする)ルアーフィッシングのスタイルの一つです。
移動回数の多いことから、ランガンで釣ることを”足で釣る”と表現することもあります。
ランガンスタイルの特徴
ランガンスタイルは撒きエサで魚を寄せて足止めさせたり、回遊を待ち一ヵ所で粘るスタイルとは逆で、自らターゲットを探しポイントを次々に移動していきます。
エサを使わないため魚を寄せることの難しいルアーフィッシングでは有効な釣り方とされており、エギング以外でもバスフィッシングやシーバスなどルアーフィッシング全般で用いられています。
エギングでのランガンスタイル装備
エギングでのランガン装備で主要となるものは以下の6つです。
- エギングロッド
- エギングバッグ
- エギ
- 小物類(スナップ、リーダー、シンカー等)
- ギャフorタモ
- ライフジャケット
ランガンスタイルで大事なのは機動性で、道具はなるべく最小限に抑えコンパクトで軽量な物を選ぶと良いです。
それぞれのポイントでの釣行時間は短くなる場合が多いので、道具を少なくしておくと準備や片付けの手間も省けさらに効率があがります。
それではそれぞれの道具について詳しく解説していきます。
エギングロッド
エギングロッドは普段使用している物で構いませんが、機動性を求めるランガンスタイルに向いているのはショートロッドです。
ショアエギングでショートロッドを使用している方は少ないかと思いますが、人によってはかなりしっくりくることもあるので機会があれば一度使用してみてください。
飛距離が出ないと思われがちですが、しっかりキャストできればそこまで大差はありません。
- 持ち運びやすく収納もしやすい
- 軽く疲れにくい
- エギの操作がしやすくテンポよく探れる
ランガンにオススメのエギングロッド
エギングバッグ
ランガンで使用するエギングバッグを選ぶポイントは、コンパクトかつ収納性に優れた物にすることです。
コンパクトなバッグでも、エギングではイカ締めピックやUVライトなど細かい道具を使う事が多いのでそれだけ収納場所も必要になります。
自分が持ち運びたい道具を考えながら、なるべく動きやすくコンパクトなエギングバッグを選びましょう。
オススメのエギングバッグはこちらの記事で紹介していますので読んでみてください⇩
>>【2020年最新】エギングバッグ人気おすすめ16選!5つのタイプ別で厳選! - 釣りの人。
エギ
エギングでのランガンスタイルにオススメなエギは、アピール力の高いエギとディープタイプのエギです。
ランガンスタイルでは状況によって多少粘ることもありますが、基本的には活性の高いアオリイカだけを拾って移動してきます。
そのため高アピールのエギで積極的に攻めて手早く釣った方が効率よくポイントを周ることができます。
ディープタイプをオススメする理由は、テンポを良くするからです。
秋のシーズンなど特にアオリイカの反応が良い場合は、ある程度雑なアクションでも抱いてきます。
そのためじっくり攻める必要はなく、ディープタイプのエギでさっさとボトムまで落としてチャチャッと手返し良く釣って移動しようということです。
プロエギンガーの湯川マサタカ氏は、シャローエリアでも状況次第ではファストシンキングタイプのエギを使いテンポよくランガンするそうです。
ランガンにオススメのエギ
ランガンにオススメなエギ収納ホルダー
小物類(スナップ、リーダー、シンカー等)
スナップやショックリーダーなど、エギングに必要な小物類は小型のケースに収納しておくのが一般的だと思いますが、工夫次第で大幅にランガン性能のあげることができます。
お手本には程遠いですが筆者のランガン収納をご紹介してますので、参考までにこちらも見てみてください⇩
ギャフorタモ
エギングではランディングツールとしてギャフとタモの2種類がありますが、ランガンスタイルに向いているのはギャフになります。
タモはフレーム部分が移動やキャスト時に邪魔になることがあり、重量もギャフに比べ重いため機動性に欠けます。
しかしタモ派の方が無理にギャフを使ってアオリイカを取り逃して本末転倒です。
タモを使いたい方は折りたたみ式のタモジョイントやストラップを使って携帯性能を上げるとランガンでも使いやすくなります。
関連記事⇩
>>【エギング】タモとギャフどっちがいーの?それぞれのメリットデメリットを比較! - 釣りの人。
ライフジャケット
釣りの必需品であるライフジャケットですが、これは使用するエギングバッグと合わせて考えると良いです。
フローティングベスト(ゲームベスト)や肩掛け式を使用する場合は上半身にスペースがなくなるためレッグバッグやヒップバッグと組み合わせるとよいです。
腰巻きタイプはショルダーバッグやヒップバッグと併用するとかさばってしまい邪魔になることがあるので、リュックやレッグバッグと組み合わせるのが良いでしょう。
ランガンにオススメはゲームベスト
ゲームベストは救命胴衣としての役割だけでなく、収納ポケットが付いているためエギや小物類を収納して持ち運ぶこともできます。
ランガンスタイルでは極力荷物を減らしたいので、うまく収納できればエギングバッグさえも不要になるゲームベストはランガンスタイルにピッタリと言えるでしょう。
バッグ型ライフジャケットという優れもの
ミニマルな装備のランガンスタイルにピッタリな救命器具がもう一つあります。
それはブルーストーム「BSJ‐7120」です。
救命器具とタックルバッグが1つになっている優れもので、収納も充実しているためエギングバッグとしても十分に使えます。
クーラーボックスはいらないの?
ランガンスタイルでエギングをする場合、クーラーボックスは歩くたびに持たなければならないため少々邪魔になります。
釣行中は車に積んでおき、釣れたイカはポイント移動の際にクーラーボックスへ移すという方法がオススメです。
クーラーボックスもないと心配だという方は、なるべく小型で持ち運びやすいものを選びましょう。
関連記事⇩
>>エギングにおすすめのクーラーボックス13選!最適サイズはこれ!【シマノ・ダイワ製品】 - 釣りの人。
その他ランガンにオススメなグッズ
主要の装備以外でランガンスタイルを快適にしてくれるオススメグッズをご紹介します。
偏光グラス
いち早くアオリイカを見つけたり海の状況をしっかり観察することができます。
これがあるとないとでは釣果に差が生まれるほど重要なアイテムです。
エギングにおすすめの偏光グラスはこちら⇩
>>釣果UP!エギングにおすすめの偏光グラス9選!色の選び方も解説! - 釣りの人。
ピンオンリール
UVライトやラインカッターなどの小物類を素早く取り出すことができるようになります。
よく使うスナップはケースに入れずピンオンリールにまとめてひっかけておくと便利です。
水温計
水温はアオリイカの活性や行動を予測するための情報源となります。
ポイントを移動するひとつの目安ともなり、毎回測って記録しておくと次回のランガンポイントの選定に役に立ちます。
ランガンクリップ
移動時に役に立つのがランガンクリップです。
しっかりホールドしてくれるのでエギのカンナがロッドを傷つけることもなくなり、並継ぎのロッドをまとめて束ねることもできます。
ランガンスタイルのやり方
「エギングでのランガンスタイルのやり方」を説明していきます。
1.大まかなランガンのルートを決めておく
スムーズにポイントを周れるように、ランガンをする場合は事前にある程度行くポイントやルートを決めておきます。
プランを立てるときは、本命のポイントをマズメの時間帯に周れるよう逆算していくとよいです。
釣行経験のある場所でランガンする場合
潮位や時間帯などからポイントそれぞれをベストなタイミングで回れるようルートを決めていきます。
初めての場所でランガンする場合
マップなどで釣れそうなポイントを絞ったり、釣果情報を調べておくと、状況に合わせて臨機応変に対応していくことができます。
2.アオリイカの反応を見て移動
基本的にはアオリイカの反応を見ながら釣り座を変えていき、釣れそうなところに全てエギを通し終えたらポイントを移動するという形になります。
ランガンでのポイント移動については話が深くなるのでこれから別で詳しく解説していきます。
ランガンのポイント移動のタイミングについて
ランガンスタイルについてエギング初心者の方から最も多く質問されるのが「ポイント移動のタイミング」についてです。
しかし、これは感覚的なところもあり釣り人によってその基準は様々です。
今回はポイントに見切りをつける目安として思いつく限りのことをご紹介しておきたいと思います。
アオリイカの反応
エギング初心者で状況判断がまだ苦手だという方は、とりあえずシンプルにアオリイカの反応だけを見て見切るタイミングを決めても良いです。
ポイントに着いたら釣り座を変えながらキャストを繰り返し、一通り投げても反応がなかった場合は移動する。
これだけでも十分ランガンスタイルとして成立します。
潮の状態
目や手元の感触から伝わる潮の状況もポイントに見切りをつける重要な要素です。
細かく分けると以下の3つになります。
潮の動き
潮の動きは単純に「潮が動いていない=釣れる可能性が低いから速攻移動」としても良いですが、それだけではチャンスタイムを逃してしまう可能性があります。
潮が止まっていてもタイドグラフを見てこれから動きそうなタイミングだというときは少し様子を見た方がよいです。
潮の動きだしはアオリイカの活性が上がるため、そのタイミングでもし移動をしてしまうと獲れるはずのアオリイカを逃してしまうことになります。
澄み具合
アオリイカは濁りを嫌うため、移動したポイントが強く濁っていた場合は早めに見切りをつけても良いでしょう。
関連記事⇩
>>【エギング】濁りがあると釣れない?エギカラーとポイント選びが出来れば簡単に釣れる! - 釣りの人。
水温
アオリイカは15~30℃の水温であれば生きることができ、活性が高くなるのは20~25℃だと言われています。
15℃を下回るようであれば沖の深場へ移動していまい、堤防など陸からのエギングでは狙うのが難しくなります。
冬のランガンでは特に水温が大事で、ポイントの水温が低すぎる場合は移動したほうがよいです。
ベイトの有無
ベイトのたくさんいる場所はそれを捕食するアオリイカもいる可能性が高いです。
逆にベイトもおらず潮も動いていないような場所はあまり良い条件とは言えないので数投したら見切りをつけて移動しましょう。
他の釣り人の様子
移動したポイントで先客が釣り上げているのを見かけたら、自分にも釣れる可能性があるため少々粘っても良いです。
逆に釣り人が多ければそれだけアオリイカに人的プレッシャーがかかってスレている場合もあるため、釣り人に話しかけたりして状況を教えてもらいましょう。
時間を決めて移動する
細かい状況判断はせず、きっちり時間を決めてランガンする人もいます。
状況判断が苦手な方や、つい粘ってしまうという方は、プランに沿ってきっちりランガンしていく方がかえって釣果を伸ばせるかもしれません。
経験による勘で決める
エギング上級者になると海を見ただけでなんとなく釣れるか釣れないがわかるようになってきます。(当たるとは限らない)
勘と言ってもエギング上級者の場合は長年の経験から生まれたものなので、わりかし間違ってはいないと思います。
モチベーションが下がってきたら
モチベーションを維持するのも釣りでは大事なことです。
ランガンのプランを立てていても、そのポイントでモチベーションが下がってきたら移動してしまって気分を変えてみましょう。
エギングでのランガンスタイルで釣果を伸ばすコツ
ここからは「エギングでのランガンスタイルで釣果を伸ばすコツ」をご紹介していきます。
情報取集を怠らない
ランガンスタイルはたくさんのポイントで釣りをするため、ポイント毎の情報を入れておくと攻め方や周る順番などプラン設計のときに役に立ちます。
アオリイカが釣れている場所や釣れる時間帯など、釣具屋の釣果情報や地元の方から情報を集めておきましょう。
また、初見のポイントでは駐車場や近くにトイレがあるかまで調べておくとスムーズにランガンしてくことができます。
同じ場所を再度訪れる
アオリイカの反応が悪く移動したポイントでも時間を置いて再度訪れるとあっさり釣れる事があります。
例えばアオリイカがいるのを確認できたが警戒心が高く釣れそうになかった場合など、時間を置くことで警戒心が解けたり、潮の変化で反応が変わることがあります。
- アオリイカはいたが反応が悪かった
- 好条件なポイントだが反応がなかった(ベイトがたくさんいる、藻が生えている等)
このような場合は諦めるのではなく、潮位やマズメを目安に時間を変えて再度チャレンジすることオススメします。
潮位に合わせた場所移動
シャローエリアがランガンのルートに入っている場合、潮位に合わせることも大切です。
満潮時は行けない場所でも、干潮時は干上がって瀬の先端で釣りができるようなポイントは、干潮の時間に合わせて周れるようランガンのプランを立てておくと、シャローエリアを有効につかうことができます。
関連記事⇩
>>【エギング】シャロー攻略で釣果アップ!しゃくり方や狙うポイントを解説! - 釣りの人。
ランガンと回遊待ちの使い分け方
回遊待ちとはランガンスタイルと逆にポイントを変えずにターゲットが回遊してくるのを待つスタイルで、こちらも同じくエギングで用いられます。
ランガンとの使い分け方を知っておくと状況に合わせた攻め方ができるようになりエギングがさらに上達します。
季節で使い分ける
活性が高く個体数も多い晩夏~秋のエギングでは、一ヵ所で粘るよりランガンでアオリイカの群れを探して拾っていく方が効率よく釣果を伸ばせます。
逆に水温が下がることで個体数も少なく活性も低い冬~初春のエギングでは、潮の変化などによって起こる一瞬の時合いや回遊してくるタイミングを逃さなためにも、一ヵ所で粘る回遊待ちスタイルのほうが効果的です。
季節といっても地域によって差があるので、水温や釣果情報などからどちらのスタイルで攻めていくか決めましょう。
エギングでのランガンスタイル実釣例
参考になるかわかりませんが、筆者がランガンスタイルでエギングをしたときの釣行記を貼っておきます。
詳しい解説などはありませんが実際にどんなタイミングで場所を移動しているのかなど、なんとなく雰囲気は伝わるかと思います。
ランガンスタイルでさらにエギングを楽しく!
ランガンスタイルで大事なポイントはこの3つです。
- 機動性
- ポイント選定
- 見切りのタイミング
この3つを理解し実釣を重ねていけば、いずれ自分なりのランガンスタイルが確立されていきます。
自分だけのオリジナルランガンスタイルでエギングを楽しんでいきましょう!
読んでいただきありがとうございました!
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