こんにちは!plumです。
エギングのシャクリ方の種類ってどれくらいあるんだろう?もっとたくさん習得してアプローチの幅を広げたいな!
今回はこのような方のために『エギングのシャクリ方と誘い方』について種類やコツを参考動画付きで解説していきます!
エギングには様々な種類のシャクリ方や誘い方がありますが、それらをマスターし多くの引き出しを持っておくことで様々なパターンに対応することができるようになります。
その日のアオリイカによってどのアクションに興味を示すかはわからないので、多彩なテクニックでアピールしていきましょう。
エギングの基本的なシャクリ方とコツ
様々なシャクリに挑戦する前にまずは基本となる3つのポイントを押さえておきましょう。
特に初心者の方は以下の3つを意識するとコツが掴みやすいです。
- 手首を使ってシャクる
- 力任せにぜず軽快さを意識する
- 糸ふけを取る≠糸をピンと張る
1.手首を使ってシャクる
ボールを投げるとき、ドラムを叩くときなどと一緒で、シャクリも手首を使うことでスムーズな動きとなり疲れも軽減されます。
「シャクリ上げるまで手首は下向き(力を抜く)で、シャクリの頂点に達する瞬間に手首を返す(ロッドをしっかり握る)」
この動きを基本としてシャクリましょう。
2.力任せにせず軽快さを意識する
シャクるときはある程度の力は必要ですが、決して力任せではなくロッドの重みと反発力を活かすことで軽快にリズムよくシャクれます。
エギングでシャクリが下手な人は力みすぎていることがあるので、腕の力を抜いて鞭のように動かすイメージを持ちましょう。
また、重いエギングロッドを使用している方は、100g前後の軽量なエギングロッドに変えるだけでもシャクリやすさはだいぶ変わります。
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3.糸ふフケを取る≠糸をピンと張る
特に初心者の方に気を付けてほしいのが3つ目の糸フケの取り方です。
シャクる前に糸フケを取ることがありますが、ラインがピンと張るくらいまで巻き取る必要はありません。
巻き取りすぎるとエギに不自然な動きが生まれたり、シャクるときに抵抗が生まれシャクリづらくなってしまいます。
糸フケを取るときは、ラインを真っ直ぐにし張らず緩めずくらいまで巻き取るようにしましょう。
参考動画
実践エギング講座!シャクリが苦手な人も、一発で軽快にしゃくれる方法を釣りながら解説します!!
エギングのシャクリ方・誘い方の種類
ここからは「エギングのシャクリ方と誘い方」についてやり方やポイントを解説していきます。
エギング初心者の方は実釣で試してみて徐々にコツを掴んでいきましょう。
1段シャクリ
1段シャクリはエギが縦に大きく跳ね上がる動きで、振り上げる幅を小さくすることでエギの跳ね上がる距離も調整できます。
上手くできない場合は両手で行うことも可能で、エンドグリップを逆の手で握りシャクると同時に前に押し付けるようにすると、軽い力でシャクることができます。
やり方
- ロッドを8時くらいの位置まで下げ糸フケを巻き取る。
- そこから12時くらいの位置まで力強く一気にロッドを振り上げる。
ポイント
- シャクリ終えた後すぐにロッドを下げてしまうとエギの姿勢が崩れるので、シャクって曲がったロッドがしっかり真っ直ぐに戻ってからフォールに移行する。
- シャクる前にほんの少しチョンとエギを動かしたり軽くリーリングすることでエギが上を向きスムーズに大きく跳ね上がる。
【参考動画】0:35~
2段シャクリ
※2段シャクリは人によって解釈が違うと思いますが、ここでは元祖である杉原正浩さんのやり方を参考に紹介します。
2段シャクリは一回目で軽くシャクったエギがフォールする前(テンションが緩む前)に素早く2回目のシャクリを入れるシャクリ方です。
動作が遅いと縦ではなくダートの動きになってしまうので注意しましょう。
こちらもうまくできない場合は両手でやることも可能です。
やり方
- ロッドを8時くらいの位置まで下げ糸フケを巻き取る
- そこから9時くらいの位置まで手首を使い軽くシャクる
- シャクったあと一瞬動きを止め今度は12時くらいまでドンと大きくシャクる
※一連の動作を素早く行う
ポイント
- 一回目のシャクリは小さくすること。下を向いているエギを一回目のシャクリで上向きにし、二回目のシャクリでさらに大きく跳ね上げるイメージ。
- 二回シャクるが、動きは一回に見えるくらいパパンと素早くしシャクる。
【参考動画】
2~5段(回)シャクリ
1段シャクリを複数回連続して行うことを、回数に応じで○○段(回)シャクリと言います。
5回以上くらいになると多段シャクリと呼ばれることもあります。
シャクリの幅を調整することでシャクる回数を増やすこともできるため、自分でコントロールしながら状況に合わせて使い分けましょう。
やり方
- ロッドを8時くらいの位置まで下げ糸フケを巻き取る
- そこから9~10時くらいの位置まで軽くシャクる
- シャクった分糸フケを巻き取りロッドも元の位置まで下げ、11~12時くらいの高い位置までシャクる
※一回目のシャクリ後に糸フケを巻き取らずにそのままシャクることを2回シャクリや2段シャクリと呼ぶ方もいます。定義が人によって違いますが、名称は気にせずアクションを覚えてもらえれば幸いです。
ポイント
- イメージは先に紹介した2段シャクリと同じで、一回目のシャクリは小さくする。
- シャクリ上げるまでは手首は下向き(力を抜く)で、頂点に達する瞬間に手首を返す(ロッドをしっかり握る)。
【参考動画】0:24~
エギの基本的な2段しゃくりの説明 アオリイカ、エギング初級入門 和歌山釣太郎
スラックジャーク
あえて糸フケを残したままシャクるのがスラックジャークです。
エギの移動距離を抑えたままキレのある動きを出すことができ、春イカや活性の低いイカに有効とされる。
やり方
- 着底後、糸フケは回収してしまわず少し残しておく
- この状態のまま11~12時の位置までパンッと弾くイメージでシャクる
※先に紹介した2~5段(回)シャクリも、一回目のシャクリ後に糸フケを巻き取らずそのままシャクることでスラックジャークの動きができます。
ポイント
- 糸フケを出しすぎるとラインだけ動きエギにアクションが伝わらないので、ロッドが11時~12時の位置に来た時にラインが張るくらいを目安にして糸フケを残す
【参考動画】0:53~
ワンピッチジャーク
1回シャクる毎にリールを半周し、小さなシャクリを繰り返す動きで、エギングの基本となるシャクリ方です。
ジギングなどの経験がある方は、ジギングでのワンピッチジャークとほぼ一緒ですのですぐにコツが掴めると思います。
やり方
- リールのハンドルを上に構えた状態でシャクリ、これと同時にリールを半周巻く(ハンドルは下にくる)
- シャクったロッドを素早く元に位置まで下げると同時に再度リールを半周巻く(ハンドルは上にくる)
- この一連の動作をリズミカルに数回繰り返す。
ポイント
- 手でリールを巻くというよりロッドを動かすことでハンドルを回すという感覚で行い、ハンドルは軽く握る程度でOK。
【参考動画】1:20~
ハイピッチジャーク
ワンピッチジャークを高速で行ったものがハイピッチジャークになります。
エギを小刻みに動かすことで逃げ惑うベイトを演出でき、特に秋イカに効果的なアクションです。
やり方
ワンピッチジャークとやり方は同じですが、人によっては上ではなく斜め上にシャクった方がやりやすいという方もいます。
ポイント
- 高速で行うので慣れないうちはまずワンピッチジャークから習得すると自然と出来るようになる。
横シャクリ
ロッドを上ではなく横にシャクることで、エギ跳ね上がりを押さえ横にダートさせるのが横シャクリです。
縦ではなく横の動きになるためレンジキープがしやすいという特徴があり、シャローなどで表層のレンジをキープしたままアクションすることができます。
やり方
- ロッドと腕を横に倒して手前に引くようにシャクる
横向きにシャクればどのシャクリ方でも構いませんが、ワンピッチジャークで行うことが多いです。
ポイント
- 腕を胸辺りの位置くらいまで上げて行うとやりやすい。
ズル引き
昔からあるイカの誘い方で、着底後シャクらずにロッドでサビくまたはゆっくりリーリングすることでエギを海底でずるずると移動させます。
シャクリに反応しないときに試してみると釣れる事があり、特に冬イカはズル引きで反応することが多々あります。
ズル引きは根掛かりしやすいという欠点もあるので、なるべく海底に障害物の少ないポイントで行いましょう。
ズル引きについては別の記事でさらに詳しく解説しています⇩
>>【エギング】ボトムズル引きのやり方!シャクらずアオリイカを釣る方法とは? - 釣りの人。
ポイント
- ストップ&ゴーや、時折シャクリを織り交ぜるとなお効果的。
ボトムステイ
ボトムであえてエギを動かさずにアオリイカを誘う方法をボトムステイと言います。
動きの鈍い冬イカや、警戒心の高い春イカには特に有効な誘い方です。
やり方
- 数回アクションを入れる
- 着底したらそのままエギを動かさずアタリを待つ
ステイの時間は人それぞれで、短い人は10秒長い人は5分以上待つ場合もあります。
ボトムステイのやり方については別の記事でさらに詳しく解説しています⇩
>>【エギング】ボトムステイのやり方|効果と時間の目安 - 釣りの人。
ポイント
- アタリが非常に取りにくい誘い方だが、次のシャクリをイカが乗っている前提でアワせるようにシャクるとバラシが軽減する。
- シャクる前にほんの少しロッドをさびいて聞いてみても良い。
色んなシャクリに挑戦してみよう!
エギングで様々なシャクリが出来るようになるとさらに楽しくなってきます。
全てのシャクリには共通する部分があるので、初心者の方はまず1つ習得すると徐々に他のものも出来るようになります。
また、シャクリはあくまでイカへのアピールで、イカが抱くのはフォール中です。
シャクリだけでなくフォールまでしっかり丁寧に行いましょう。
読んでいただきありがとうございました!
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